アイズワイドシャット
この映画を鑑賞するのは、もう3回目くらいでしょうか。
スタンリーキューブリックの遺作と言われている作品です。
遺作にして最高傑作という意見も多いです。スタンリー監督はあのホラー映画の名作といわれているシャイニングも撮った監督!(シャイニングの主演はジャックニコルソンでした。超面白いですよ!)
・・・と話が脱線しましたが、「アイズワイドシャット」は主演トムクルーズ、助演ニコール・キッドマンが演じています。なんとこの時二人は本当の夫婦でした。本当の夫婦が夫婦役を演じたら、そりゃあ最高ですよ。
しかしこの映画が離婚の原因とも言われていまね。なんとも複雑。。
題名は「目を大きく閉じて」、はい、意味わかりませんね。
目は大きく開けるとは言いますが、閉じるとは言いません。
しかしここに重要な意味があるのです。
内科医のトムクルーズ演じる主人公ハートフォードは、ある日、思わぬ旧友との再会から、秘密の会合に潜入してしまいます。そこには、仮装して自分をなくし、「性」に酔いしれる人々のあられもない姿がありました。
潜入がばれたハートフォードは、命を失いかけますが。。。
人の快楽への欲求は底無しです。ただ、そこには、快楽以上のリスクも存在することも忘れてはいけません。身近にある本当の幸せ、それに気づくのはリスクに晒されてからでは遅いのです。。そんなことをふと考えさせられる内容です。
人の興味は無限だが、時に行き過ぎた興味はその身を亡ぼす。
「目を大きく閉じて」いたほうがいいこともあるのかもしれません。